屍鬼、
小野不由美先生の原作小説至上、
藤崎竜先生のマンガ他メディアミクスALL、屍鬼ファンサイトです。
隠れ身のごとく学びに徹してた状態から浮き世をかいま見てみるや、
ミラクルジャンプno12藤崎竜先生の新作マンガを発見して拝読しました。
ブログなどなど再開です。これまでもご訪問、拍手やコメントをありがとうございました。
アメとサルタヒコの感想2。タイトルや雑誌表紙絵などについて。
既読のかた向けです。
作品全体の印象。
雑誌表紙をふくむ全15ページ。それだけで、ひとつの物語世界がめくるめくように披露されてしまうなんて。
みごとです。
まだ描かれていない物語の続きに想像がわきあがってきて、読後感がここち良いです。
日月火水木金土など、万物の元素が描かれているような、
たとえばヒバや白檀や桜の芳香、清涼な大気や陽光、よどむ妖しさ危うさ、鋭利な無音。
そういった臨場感が五感六感に伝わってくる感じがします。
読者への贈り物のような作品だと思いました。
タイトルについて。
「アメとサルタヒコ」
日本神話の天の岩戸開きの「天(売賣女命?)と猿田彦 」のことですよね。
ライトでかわいい印象のタイトル。
漢字ではないのは、紀記ではなく超古代史の古文書を題材元にしているのかもしれない?
ミラクルジャンプの表紙画について。
重なりあう黒の忍と白の巫女。陰陽、表裏一体という構図でしょうか。
サルタヒコは右横顔を見せてまっすぐ遠くを見据えてます。
向かって右=画面内左=絵画的に東=日の出=暁の明星シリウス=闇から光を導く者、
という(意図かもしれないし、ひょっとしてたまたまかもしれないけど、とにかく)
象徴的にばっちりな気がする。さすがです。
アメさまの、きわめてピュアな容貌・表情とエロティックな肢体。
至高の清純という魔性なキャラクター造形が最高です。
背景は日章。日の丸のパラソル?なんだろう?
72本(およその数)の筋が意味ありげです。菊花弁や日足紋とは違う、72の筋が気になります。
最前面は鶏。
岩戸開きのアメノウズメの神楽の鶏でしょうか。やんちゃそうで可愛い鶏。
マンガ本編に鶏はいなかった。続編に期待です。鶏登場楽しみ。
この表紙は、どんな物語なのか端的に表現されているすごい一枚絵だと思います。
表紙がフジリュー。フジリューが雑誌表紙。まずそれがとても嬉しくて心が躍りました。
同じ思いの方々愛してます。
感想3は、なかの表紙についてや本編についてです。
よろしければ訪問してください。
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